帝国データバンク史料館に行ってきました!

ハッピーマンデー対応で祝日出勤、その代わり平日が振替休日ということで、5月上旬の平日休みを利用して、知人Tさんおススメの帝国データバンク史料館に行ってきました。

 

まず注意が必要なのは史料館には分館があって、それぞれ場所が異なるということ。本館は市ヶ谷、分館は水道橋。今回は予約不要な本館へ足を運びましたが、社史をたくさん所蔵している分館も大変興味深いところ。こちらは予約が必要なので、行くぞと決めてまたの機会に伺ってみたいです。また、どちらも平日しかやっていないので開館日にも注意が必要です。
 
場所は私学のメッカ市ヶ谷。駅から徒歩10分ぐらい。防衛省の前を通り過ぎるとすぐです。こちらは外観。

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建物に入ると受付の方がいて、エレベーターまでご案内いただく丁重な対応ぶりに恐縮しました。いざ史料館のあるフロアへ。入口はこんな感じ。

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入館するとまた別の受付の方がいて、丁寧に説明いただく。まだ展示も見ていないのに、一流企業っぷりを実感しました!なお館内の雰囲気の写真撮影とブログへの掲載許可も無事にもらえましたので、少し館内の写真も交えて報告したいと思います。
 
史料館内の構造はわかりやすい長方形型、時計回りに時系列で展示してあり、壁づたいに進めばOKなタイプ。また程よい間隔で映像解説もあって、内容も1〜2分とほどよい感じ。内容自体も大変興味深く、なんだかんだで約1時間ほどかけて、ほぼ全てのパネルと映像を見てしまいました。

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館内の配置と簡単な解説をHPでも見ることができます。特別展の記録もちゃんと残してあっていいですね。また本社のHPにも会社の歴史が掲載されています。

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特に興味深かったのは関東大震災からの復興の部分。社屋を建てて間もなくの被災だったらしいのですが、フロアが崩れ落ち倒壊。それにも関わらず2週間後には営業再開、1ヶ月後には通常営業体制とありました。
また創業者の厳格さが伺えたのが、会議に遅れた人達の名前と遅れた時間を報告書に掲載とあったのはすごい印象に残りました。

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<VR展示はタッチパネル式で旧社屋の館内の様子と解説あり>
 
こちらの史料館では、興信所の歴史、企業情報の収集とDB作成、博物館や図書館向けな資料展示手法など、いろいろなことが学べます。しかも無料です。見学の受付も行っており、授業の一環としても見学に行けてお勧めです。

 

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また史料館の広報物の「Muse」も内容が充実しており、読み物としても、学びの資料としても、とても参考になります。初号から全部、Webでも閲覧できるのも助かります。

 

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ということで、想像以上に大満足の内容でした!ここってMLA施設ですよね?企業だからMALUIじゃないけど、MALI施設?MAIL?MILA?IMAL?

司書を目指す人も、学芸員を目指す人も、アーキビストを目指す人も必見です。現職の方も平日の時間を作ってでも行く価値あると思います。まだ行ったことのない方はぜひ足を運んでみてください。(というか自分、行くの遅すぎ・・)