魅力的な学生寮が増えている件について
ここのところ、学生寮が注目されるニュースや記事を見かけるようになりました。集団生活においていろいろな価値観に触れ、コミュニケーション力や協調性を身につけ、アクティブラーニングに代表されるように、自主的、主体的に行動する教育寮的な位置づけもあるのだと思います。
私自身、3年間の寮生活を経験しました。入寮前や入寮当初は田舎から出てきて見知らぬ中に放り込まれ戦々恐々でしたが、結果的に友人関係にも恵まれ、大学生活も大きくはぐれずに過ごすことができて、とても良い経験になったと思います。当時、食事は自炊ですが共益費込みで1万3千円という破格の寮費も良かったです。
いずれにせよ、魅力ある寮であればあるほど学生の満足度があがるわけですが、今月のカレッジマネジメントの特集が、「特集 寮内留学」というものでした。全文がPDFで公開されているのでぜひご覧ください。
立命館アジア太平洋大学、中央大学、麗澤大学、福岡女子大学などを中心にいろいろな大学の紹介がされています。また以下のPDFでは各大学の学生寮が一覧にまとめられていますので、大学関係者は必見です。
個人的には、オープンキャンパスで実際に内覧した拓殖大学の「カレッジハウス扶桑」は、本当にすごかったです。たまたま案内してくれたのが長崎県出身の学生さんで、福岡大学との推薦でこちらの環境の方が良かったこと、就職を意識してこちらに進学したというのが印象に残っています。
部屋は個室(個室にも風呂・トイレ・洗濯機置き場あり)、大浴場にはジャグジーやサウナ、フィットネスジム付き。寮入り口前にはコンビニと学食があり、朝・夜食事つきで月5万8千円!!破格すぎます。
学食のなか。ピアノや本棚もありました。
学食の外のテラス席。春先から秋口までは快適そうです。
寮の入口。左手が学食。右手にコンビニ。
バスケットゴールも。
寮は何棟かで構成。
フィットネスジム。音楽も流れ、ガラス張りの壁もありました。
ジャグジー。
室内の写真はいわゆる一人暮らし用のワンルームですので割愛。でも普通に風呂トイレ別だし、エアコン付きだし、申し分なかったです。拓殖大学に詳しい情報や画像、映像がありますのでこちらもご参考に。
- 特集 カレッジハウス扶桑,拓大学報 T-act,Vol.298,2012.7.1.(PDF)
- 『Skyword 2013年1月号』 株式会社ジェイ・エス・ビー(PDF)
- 『Skyword 2012年8月号』 株式会社ジェイ・エス・ビー (PDF)
- カレッジハウス扶桑(拓殖大学 入試情報Web 受験生のための拓大発見サイト)
- カレッジハウス扶桑紹介Movie(拓殖大学 入試情報Web 受験生のための拓大発見サイト)
自分が最初に知ったのは、JALの機内誌でした。当時は、大学ホームページ等でもほとんど情報がなかったので、もったいないなぁと思いました。いまでももっと宣伝できると思うのですが、実際の受験生等の反応が気になるところです。
この寮の運営は株式会社ジェイ・エス・ビーが行っており、全国初のPFI事業による学生寮を手掛けたとのこと。そして一番びっくりしたのは、以下の点。
「ジェイ・エス・ビーが大学敷地内に寮建物を建設し、施設を運営、30年後には大学に無償で譲渡するという、私立大学では、全国初の取組みは「産学協同」のモデルケース」
大学としてもなかなか魅力的な仕組みのような気がします。
最近、めざましテレビや夕方のニュースなどでもいろいろな学生寮の運営について取り上げられているのを見ました。魅力的な学生寮が増えているようなので、今後も少し追いかけてみたいと思います。