2014年2月8日(土)~9日(日)、大雪による大学入試への影響

今週末は全国で大学入試が実施されており、多くの大学、受験生が大雪の影響を受け大変だったかと思います。今回、各大学がどのような対応を行ったのか、簡単にまとめてみましたので、関係者への今後の参考になれば幸いです。

 

【ニュース】

一般の新聞やニュースサイトの情報では、大学のホームページでは得られない情報もあるので、大学のHPに加えて、ニュースサイトを見るのも有効な気がします。なんとなく時系列で並べてみました。

 

以下、ニュース内で気になった大学の対応。

東洋大は、「繰り下げを決めた会場の受験生に対しては、事前登録させたメールアドレスへ情報を伝え、大学のHPでも告知」とあった。このメールアドレスはWeb出願時に登録するのだろうか?

法政大は「降雪に備え東京会場に除雪車を用意」と、さすが大手は準備が違う。

 

【各大学の対応】

2月8日、9日に一般入試を実施している主要な大学について、ホームページでどのような情報が発信されているのか調べてみました。各大学のHP等の情報を参考にしたいのですが、ホームページの記事が削除されている場合もあるので、ニュースサイトの記事を典拠にしているものも含まれます。内容も上書きされているページもあり、正直、正確な典拠となっていない場合もありそうです。

 

<繰り下げあり>

お知らせは基本的にHPですが、なかには文教大学などTwitterで最新情報をお知らせしている大学もありました。

 

<アナウンスのみ>

実際には繰り下げはなかったものの、「予定通り実施する」、「開始時間の変更があった場合に○時まで○○でお知らせする」など、受験生向けの案内をHPに掲載した大学。こういった通知も大事!

 

【感想】

関東から福岡まで、東日本から西日本の広範囲に交通の乱れが発生し、非常に多くの大学に影響があったことが伺えます。地方から関東や関西に移動して複数大学の受験をする人もいるので、飛行機や新幹線の乱れは普段の想像以上に影響すると考えた方がよさそうです。とにかく、天候が少しでも影響しそうな場合は情報発信を積極的に出すことが大事と考えます。

 

情報発信についてはいくつか思うところがあったのでメモ的箇条書きに。

  • 緊急時は事前にどこ(HP、TwitterFacebookなど)に、いつ情報を出すかどうか、緊急事態になろうが、なるまいが提示した方がよい。(HPにも掲載しておく)
  • 繰り下げ、延期、中止などの判断するタイミングを明記しておく。警報や鉄道の運行状況が判断材料の場合は、その旨を明記する。
  • HPに掲載する場合、大学トップページには必ず表示する。(意外と掲載場所がわかり難い場合もあるので、受験生向けページと両方に掲載した方がよい)
  • 掲載情報に修正がある場合は、上書きするのではなく修正箇所、修正点もわかるように明記し更新する。
  • 掲載内容に、大学までのアクセスに使いそうな鉄道会社、運行情報などへのリンクを設けた方が親切。
  • 台風や雪など、事前にリスクが予測される場合は、前日から当日まで段階的に状況報告を交えつつ情報を出した方がよい。
  • Twitterの場合、時間をおいて何度も繰り返し発信した方がよい。
  • 特に問題ない場合、変更がない場合でも、予定通り実施することを明記しお知らせすることも大事。(特に遠方の人は状況がつかめないので重要な情報)
  • ホームページのトップページから表示しないように変更することはあっても、ページ自体は削除しない。(過去の情報があれば、将来的に同様の状況がきた場合にどのような対応となるか推測する判断材料となる。受験生も実施する側も)
  • 見出しには、日付を入れる。

 

ケースバイケースで必ずしも予想通りに進まないとは思いますが、事前に想定して準備できるところは、準備しておきたいところです。

 

いずれにせよ、今回の日程に入試があたった大学の方々や受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。m(__)m