通年で高校生に図書館の一般開放を行っている大学まとめ

先日書いた、「夏休みに図書館開放を行っている大学まとめ」に関連して、夏休み以外も高校生に図書館開放を行っている大学について調べてみました。

 

前回以上に、網羅するのは難しく情報自体が古かったり、情報に誤りがあるかもしれません。利用案内等に明記のあったところのほか、間接的に類推されるところ、有料での利用なども拾ってみました。実際に利用されるにあたってはご自身でも必ずホームページ等で詳細を確認されてください。念のため大学名には、参考にした情報源にリンクを張っています。

 

都道府県 大学名 対象
北海道 札幌大学 中学生以上の方。図書館の資料を利用しない自習など,座席・場所のみの利用不可。
北海道 室蘭工業大学 小学生以下の方は保護者同伴。満13歳以上の方であれば利用証を発行。
北海道 拓植大学北海道短期大学 貸出貸出しは高校生以上。中学生以下は貸出不可。
北海道 苫小牧駒澤大学 東胆振広域圏の中学生以上の方
青森県 青森中央学院大学 小学生以下の方は保護者同伴。
秋田県 秋田公立美術工芸短期大 一般市民の方(16歳以上)
山形県 山形大学附属図書館 農学部分館 中学生以上
宮城県 石巻専修大学 石巻市、東松島市及び女川町にお住まいの方で、小学生(保護者同伴)以上の方。または、石巻地域の事業所・学校に通勤・通学している方。
宮城県 東北学院大学 15歳以上
群馬県 東洋大学 板倉図書館 板倉町館林市に在住、または在勤・在学している中学生以上の方
栃木県 宇都宮文星短期大学 中学生以上
栃木県 文星芸術大学 中学生以上
埼玉県 城西大学水田記念図書館  高校生以上
埼玉県 人間総合科学大学 満15歳以上のさいたま市岩槻区民、蓮田市民の方。
埼玉県 東洋大学 川越図書館 川越市鶴ヶ島市坂戸市ふじみ野市狭山市さいたま市東松山市鳩山町日高市・川島町・毛呂山町・越生町に在住、または在勤・在学している中学生以上の方
埼玉県 東洋大学 朝霞図書館 朝霞市、志木市新座市、和光市に在住、または在勤・在学している中学生以上の方
千葉県 千葉科学大学 中学生以上(銚子市以外は登録料1,000)
千葉県 江戸川大学 高校生
千葉県 中央学院大学 高校生以上(我孫子市民図書館利用登録者&我孫子市民図書館からの紹介状が必要)
千葉県 東京情報大学  一般の方(高校生以上)
千葉県 東京理科大学 野田図書館 柏市・野田市・流山市に在住・在勤・在学する高校生以上の方 
千葉県 東洋学園大学図書館 流山キャンパス図書館 高校生以上で、流山市民および近隣市民の方、または流山市内に勤務および通学している人
千葉県 日本橋学館大学 15歳以上(登録料500円)
千葉県 明海大学浦安キャンパスメディアセンター(図書館)  一般市民(16歳以上) または 浦安市民で満16歳から19歳の方
東京都 日本体育大学 本学図書館蔵書の利用を希望する一般利用者で高校生以上の者 。
東京都 嘉悦大学 高校生(16 歳)以上
東京都 創価大学 東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県在住の18歳以上の方、および、同地域に在住の高校生。(登録料500円)
東京都 東京有明医療大学 社会人(利用を許可された満15歳以上の者/要身分証明証)、高校生
東京都 立教女学院短期大学 中学生以上
東京都 和光大学 高校生以上
神奈川県 神奈川工科大学 神奈川県内及び町田市に在住、厚木市に通勤・通学している学生・生徒・社会人の中学生以上
神奈川県 神奈川大学 高校生(登録料500円)
山梨県 帝京科学大学上野原キャンパス 中学生以下の方には貸出サービスは行っていません。
山梨県 山梨英和大学 山梨県に居住または勤務する16歳以上の学外者
山梨県 山梨県立大学図書館(飯田キャンパス)  山梨県在住および通勤・通学の16歳以上の方 
山梨県 都留文科大学 館外貸出は中学生以上で、県内に在住、在勤、在学している方
長野県 清泉女学院大学 高校生以上
静岡県 常葉大学短期大学 小学生の利用については、図書のみの利用
静岡県 静岡産業大学 藤枝図書館 高校生以上の一般市民
静岡県 静岡産業大学 磐田図書館 磐田市在住または通勤・通学している高校生以上
愛知県 愛知学院大学 歯学・薬学図書館情報センター 名古屋市千種区在住・勤務・在学の16歳以上 
愛知県 愛知学院大学 図書館情報センター 日進市長久手町、名古屋市名東区に在住、在勤、在学中で満16歳以上
愛知県 愛知学泉大学 豊田図書館 満15歳以上
愛知県 星城大学 高校生以上
愛知県 南山大学 本学図書館資料を利用する目的のある一般利用者(ただし、中学生以下は利用できません。)
愛知県 同朋学園大学 高校生以上(登録料2,000円)
岐阜県 岐阜聖徳学園大学・岐阜聖徳学園大学短期大学 原則として高校生以上
岐阜県 情報科学芸術大学院大学 岐阜県在住・在勤の高校生以上
岐阜県 朝日大学 中学生以上
新潟県 新潟薬科大学 中学生、高校生
石川県 石川県立大学 15歳以上の石川県内在住・在勤・在学の方
福井県 仁愛女子短期大学 中学生以上の方で、本館内での閲覧を目的とする方。
三重県 四日市大学 四日市市および周辺地域に在住または在勤している満16歳以上の方
三重県 三重中京大学 一般開放(高校生は生徒証など身分を確認できるものを持参)
京都府 京都嵯峨芸術大学 高校生以上(登録料500円)
大阪府 梅花女子大学 高校生以上の女性
兵庫県 神戸大学 貸出は15歳以上の方が対象
兵庫県 近畿大学豊岡短期大学 豊岡市及び豊岡市に隣接の市町にお住まいの方(小学生以下の方は保護者同伴)
兵庫県 甲子園短期大学 阪神七市一町(西宮市、尼崎市、芦屋市、伊丹市宝塚市川西市、三田市、猪名川町)および神戸市在住の高校生以上の者
兵庫県 神戸夙川学院大学・夙川学院短期大学 神戸市内に居住、または神戸市内の事業所に勤務している方(登録料12歳~19歳 1,000円)
岡山県 くらしき作陽大学・作陽音楽短期大学 一般(中学生以上)
岡山県 山陽学園大学 山陽学園短期大学 中学生以上
岡山県 就実大学 高校生
広島県 広島大学 貸出は15歳以上(中学生以下を除く)
広島県 広島経済大学 16歳未満の方は入館できません。
広島県 広島国際学院大学 県内に居住、又は県内の学校・事業所に所属する15歳以上の方(中学生を除く)
広島県 広島市立大学 貸出は広島市内在住または通勤・通学されている15歳以上の方(中学生を除く)
山口県 東亜大学 下関市内にお住まいの方(中学生以下の方の利用者証発行には保護者の方の同意が必要) ※下関市以外の地域にお住まいの方も、資料の閲覧と複写は可能
山口県 山口東京理科大学 山陽小野田市に在住あるいは勤務・在学する方(中学生以下の方は、保護者同伴)
香川県 高松大学・高松短期大学 貸出は香川県内在住または県内に在勤・在学の15歳以上(中学生以下は除く)
愛媛県 松山東雲女子大学・短期大学 16歳以上
愛媛県 聖カタリナ大学 松山市在住或いは通勤〔学〕する学習・調査および研究を目的とする16歳以上の方
福岡県 九州国際大学 15歳(高校生)以上、北九州市立図書館の図書館カードの所有者で、北九州市民の方か市内に通勤通学されている方、 及び北九州市近隣20市町村(図書館広域利用協定加入市町村)の住民の方
福岡県 九州産業大学 高校生(登録料200円)
福岡県 九州大谷短期大学 小学生以下<保険証>・中、高、大学生<学生証>・社会人<免許証または保険証等>
福岡県 福岡工業大学・短期大学 福岡県内在住または県内通勤・通学の、高校生以上の方
福岡県 福岡女学院看護大学 古賀市在住の高校生以上の方。保護者や引率者同伴の場合は小学生以上
福岡県 北九州市立大学 北九州市内に住所を有する方。(中学生以下は除く)
長崎県 長崎県立大学シーボルト校附属図書館 中学生を除く15歳以上
長崎県 長崎県立大学佐世保校附属図書館 県内に住居する15才以上
大分県 大分県立看護科学大学 高校生以上
鹿児島県 鹿児島純心女子大学 高校生以上

 

先日の記事を書く際に調べているときも時もそうでしたが、利用案内やニュース等に高校生の利用について明言している大学は思った以上に少ないように思います。国立大学や公立大学の多くは一般開放しているところが多いですが、18歳以上とか高校生以上など明記しているところもあれば、「一般に開放しています」と書いてあるだけの所もあります。そういったところも恐らくは使えるところも多いとは思いますが、なかには受験勉強は不可としているところもありましたし、一般開放している大学を対象に含めるとキリがないので今回はパスしました。一般開放についてまとめているサイトがいくつかありますので、そちらを紹介しておきます。特に創価大学さんの調査がとても充実しています。

 

利用範囲、利用条件を明確に記載しておけば利用者も迷いなく、問い合わせも少なくなるかと思う反面、あえてざっくり書いて一般利用者の増加を牽制している部分もあるのかなと思ったり。いずれにせよ、地域開放の目的の前に学生や教職員の研究や学習支援が最優先なので、試験期には一般利用を制限するところも対策の1つでしょうし、高校生や中学生などの条件を設けるのも1つの方法だと思います。あとは席数や利用率など大学によって図書館事情も様々でしょうから、それぞれの地域に合わせた地域開放ができるといいのかな。

 

しかし、こういった地域開放してるところは夏休みだけ開放しているところよりも貢献度は高く評価されるべきなので、大学や図書館側ももっとPRできる部分かと思います。一般開放している大学なども夏休み期間中の利用についてニュースや利用上の注意など書いたり、プレスリリースを打つといいのでは?