2014年2月14日~16日の防災情報源について

首都圏も想定外に雪の影響がひどかったですが、山梨や長野、中央道、東北と想像以上に被害が広範囲に広がっています。ただただ、皆さまの無事を祈るばかりです。

 

Twitter等で情報がだいぶ拡散されていますが、国や県の情報発信元をわかる範囲でピックアップしてみました。

 

メインで参考にしたのはこちらのリンク集です。災害・防災の行政機関リンク集は各県の防災センターへのリンク、日本テレビは関東圏は全ての県・市町村へのリンク、積雪情報リンクは地方自治体等の機関が作成している積雪情報へのリンクなどがあります。

 

県のHPで緊急情報を出しているところもあれば、防災のポータルサイトで情報出しているところもあり、若干、同じ県内でも情報が探しずらいところがありますので、詳細が知りたいエリアは、ネットで詳しく調べてみてください。

 

以下、情報が掲載されている情報源と、そのページに掲載されている最新情報のリリース日時をまとめました。(2014年2月17日1時~2時頃確認)

 

 

 

  • 群馬県 →平成26年2月14日(金)からの大雪に関する情報について(2月16日(日)18時現在)
  • 栃木県 →平成26年2月14日大雪による被害について(平成26年2月16日16時00分現在)
  • 埼玉県(埼玉県危機管理・災害情報) →平成26年2月14日の大雪による被害状況について(第12報-2)
  • 千葉県 →2月14日~15日の大雪・大雨警報等による被害状況について(平成26年2月15日17時30分)
  • 東京都(東京都防災ホームページ) →【第1報】大雪に伴う災害派遣要請について (平成26年2月16日(日) 1 0 : 2 0)
  • 神奈川県 →2月14日大雪による県内の被害状況(第3報) (平成26年2月15日05時00分とりまとめ )

 

  • 山梨県(やまなし防災ポータル) →災害救助事案一覧(2014.02.16 10:50) 、大雪による県内の被害状況(平成26年2月15日11時15分現在)
  • 長野県 →平成26年2月14日からの雪による県内への影響について(16日19時30分現在)
  • 静岡県 →静岡県災害対策本部速報【第3報】(2月16日19時00分現在)

 

  • 大分県(防災対策室) →2月13日~16日の雪による被害状況等について【最終報】(16日17時00分現在)
  • 熊本県 →積雪・凍結に伴う道路情報(H26.2.16-12時30分)

 

今現在、それらしき情報は見つけきれませんでしたが、以下に公的機関の代表的な組織へのリンクです。

 

今週半ばにもまた雪が降る可能性があるようです。被害がこれ以上、広がらないことを祈るばかりです。気象情報をチェックし、いつも以上に安全に気を付けた対応を心掛けましょう。

2014年2月中旬時点、主要私大・入試志願状況まとめ

この時期、大学関係者にとって気になるのが入試志願状況。一喜一憂してはいけないと思いつつも、他大学の動向や受験生の反応がどうしても気になってしまいます。ニュースやブログ記事もいくつか出てきました。

 

ということで、昨年に続き出願状況のチェックしてみました。

 

今回は代々木ゼミナール 2014年私立大学の出願結果(193校)*1をメインで参考にさせて頂き、こちらのリストにない4校(東邦、共立女子、国士舘亜細亜)については、大学通信キャンパスナビ ネットワーク さんが公開している志願者速報*2の情報を参考にさせて頂きました。(結果、合計197校が対象)

 

参照したデータは2014年2月15日現在のもので、まだ募集期間が残っているため、最終的な確定人数ではない点にご注意ください。また大学の公式サイトからの情報ではなく、代々木ゼミナールさん、大学通信キャンパスナビ ネットワークさんが集計したデータを参考にしている点も考慮の上、ご覧いただければと思います。

 

また個人的に気になっているのはネット出願の動向。全私立大の約15%が、何らかのかたちでネット出願を実施しているそうです。東洋大・武蔵野大・近畿大がほぼ全面的、中京大も一般入試で完全にネット出願とのこと。ネット出願を実施している大学については以下の情報を参考に、比較情報に加えてみました。(ネット出願といっても対象学部が限定されていたり、ネット割引、併願割引など大学によって条件は様々です)

 

志願者数

まずは志願者が多い順です。3万人以上を対象にしました。ネット出願を実施している大学には「○」を、ネット出願のみの東洋大学近畿大学は「●」としました。

 

  学名 2014 2013 増減数 Net
1 早稲田 105,424 106,768 -1,344  
2 明治 104,456 109,150 -4,694  
3 法政 94,809 89,047 5,762
4 近畿 91,073 81,991 9,082
5 日本 84,910 78,745 6,165
6 立命館 79,101 74,652 4,449
7 関西 75,765 76,898 -1,133
8 中央 71,916 81,713 -9,797
9 立教 63,934 71,096 -7,162  
10 東洋 52,855 61,172 -8,317
11 同志社 52,742 51,163 1,579  
12 東京理科 47,844 47,243 601  
13 関西学院 45,497 47,361 -1,864
14 福岡 45,427 44,432 995
15 慶應義塾 42,398 42,785 -387  
16 東海 39,460 38,016 1,444  
17 龍谷 34,418 32,792 1,626
18 芝浦工業 34,184 33,215 969
19 京都産業 33,264 27,728 5,536
20 駒澤 32,314 30,026 2,288  
21 東京農業 32,115 30,888 1,227  

 

早稲田大は確定ですが、明大はセンター後期の募集があり、どこまで増えるかが明大の5年連続首位になるかの鍵となっているようです。ただし、近畿大もまだ後期日程の募集を行っており、昨年は約1万6000人との情報もあるので、もしかしたら近畿大が首位を取るかもしれません。しかし近畿大は2012年は65,568人、2013年が81,991人、今年が現時点で91,073人と、ここ数年で一気に受験生が増えててすごいですね。

 

増減数(昨年比)

単純に志願者が多い順ではなく、昨年比での増減数順です。1000人以上の増減を対象としました。

 

  学名 増減数 昨年比 Net
1 名古屋外国語 11,284 290.60%
2 近畿 9,082 111.10%
3 摂南 6,897 165.40%
4 日本 6,165 107.80%
5 法政 5,762 106.50%
6 京都産業 5,536 120.00%
7 立命館 4,449 106.00%
8 千葉工業 4,278 117.60%  
9 国士舘 3,150 124.69%
10 神戸学院 2,558 131.00%
11 名城 2,528 110.30%
12 駒澤 2,288 107.60%  
13 上智 1,957 107.40%  
14 工学院 1,929 115.60%  
15 龍谷 1,626 105.00%
16 同志社 1,579 103.10%  
17 明治学院 1,513 106.20%
18 創価 1,445 118.20%  
19 東海 1,444 103.80%  
20 拓殖 1,364 125.00%
21 大阪工業 1,313 113.00%
22 北里 1,290 107.50%  
23 東京農業 1,227 104.00%  
24 愛知 1,178 107.20%  
25 実践女子 1,099 126.30%  
26 大妻女子 1,058 122.30%  
27 東京工科 1,046 109.70%

 

まずは増えた大学。近畿大、摂南大はネット割引きを実施しているので、ある意味納得。しかし、名古屋外国語大の増加がやたら多いと思ったら、入試方式をどのように組み合わせて出願しても上限35000円という「ネット出願フリーパス(PDF)*3」という定額制を始めていました。うーん、確かにこれだと受験しなくても、とりあえず全部に出願する人も多いだろうから、志願者数は増えるだろうなぁ。大学関係者的にはそれを志願者としてカウントするのはあり?、という気もしますが、受験生からすると便利かつ安心の制度ですね。(出願はしたけど実際は受験しない入試日も多い気がする&出欠確認が大変そうな・・)

 

  学名 増減数 昨年比 Net
1 中央 -9,797 88.00%
2 東洋 -8,317 86.40%
3 立教 -7,162 89.90%  
4 明治 -4,694 95.70%  
5 関西学院 -1,864 96.10%
6 大阪産業 -1,843 44.10%  
7 早稲田 -1,344 98.70%  
8 西南学院 -1,211 94.10%  
9 大東文化 -1,203 91.30%
10 関西 -1,133 98.50%
11 文教 -1,106 92.90%  
12 獨協 -1,001 93.40%  

 

こちらは減少した大学。うーん、わりと個人的に馴染のある大学が並んでますが、現在も募集中の大学もあるので、この部分はまだまだ変動がありそうです。

ただ、気になるのは紙の大学案内、願書をやめた東洋大学。まだ確定ではないとはいえ、ネット出願に完全移行している大学としては志願者の伸びがいまいちな気が・・。出願はともかく、紙の大学案内がないと志願につながらず、まだまだ大学案内は必要という結果になるかもしれませんね。なんだかんだで手元に物理的な案内があるのは影響が大きい気がします。いずれにせよ、東洋大学の今後の志願動向に注目したいと思います。

 

あと大阪産業大学はやはり「やらせ受験」の水増し分の減少&イメージダウンでの受験回避による影響でしょうか。昨年比も現時点で44.10%と大幅な減少となっています。

 

倍率順

志願倍率(志願者数を募集人員で割って算出)について多い順です。

 

  学名 募集 志願者 倍率 Net
1 名古屋外国語 309 17,205 55.7
2 愛知医科 80 3,026 37.8  
3 聖マリアンナ医科 100 3,503 35.0  
4 青山学院 578 19,770 34.2  
5 畿央 240 7,747 32.3  
6 獨協医科 130 4,011 30.9  
7 千葉工業 979 28,528 29.1  
8 芝浦工業 1,209 34,184 28.3
9 近畿 3,337 91,073 27.3
10 金沢医科 120 3,125 26.0  
摂南 671 17,439 26.0
12 京都産業 1,288 33,264 25.8
13 東京理科 2,019 47,844 23.7  
14 明治 4,673 104,456 22.4  
15 関西 3,413 75,765 22.2
16 専修 638 14,064 22.0  
17 立教 2,920 63,934 21.9  
18 昭和 351 7,157 20.4  
19 法政 4,690 94,809 20.2
立命館 3,914 79,101 20.2
立命館アジア太平洋 145 2,929 20.2

 

名古屋外国語大は前述のとおりネット出願フリーパスの影響だと思いますが、全体的に医学や理工系、有名大学が多いですね。

 

河合塾の調査によると、全統マーク模試におけ る文理別の受験者数の推移は、文系が2008年~2013年まで14.8万人→15.2万人→15.4万人→15.2万人→15.4万人→→14.9万人とほぼ横ばいだったのに対し、理系は11.3万人→11.4万人→12.3万人→12.9万人→13.7万人→13.9万人と右肩上がりになっています。2~3年後、理系が上回りそうな勢い?

 

感想

今年の最終的な入試結果がまとまると、ネット出願のある程度の評価が得られるでしょうし、出願料のカード払いをはじめ出願の仕組みなど、受験する側の手間を簡略化できるところはもっと改善していく必要性があると思います。

少子化といわれるなか18歳人口がいまは踊り場で、進学率の上昇もあってなんとか全体の受験者数の減少は免れていますが、2018年から減少が始まるので、それまでに教育改革、施設整備など大学改革を行っておかないと、本当の大学淘汰時代に突入してしまいそうです。

入試結果は、外部からの大学評価の1つの指標であるので、結果は結果と受け止め、本質的な教育内容の充実とともに、高校生はじめ社会にしっかりと大学の魅力を伝えていきたいところです。

2014年3月3日(月)、図書館総合展フォーラム2014 in 白河のご案内

すでに開催まで1ヶ月切りましたが、来月3日は図書館総合展フォーラム2014 in 白河が開催されます。詳細はこちら。

  • ブース出展
  • ポスターセッション

 

 【プログラム】
  10:00~10:30 受付
  10:30~10:40 開会挨拶、後援者挨拶
  10:40~12:00 基調講演:南相馬市の情報提供支援について(仮)
  12:00~13:30 お昼休憩兼ブース見学
  13:30~14:40 パネル討論1:東日本大震災と福島-震災後の情報提供
  14:40~15:10 休憩兼ブース見学
  15:10~16:30 パネル討論2: オンラインデータベースの活用-その課題と可能性
  16:30~17:20 館内見学 (白河市立図書館 ※申込者 先着80名)
  17:30~19:30 レセプション(
100名 4000円)

 

  • レセプション会場のホテルサンルート白河に宿泊優待あり。
    予約時に「図書館総合展に参加します」と言うと、3/2(土)、3/3(日)の宿泊料が4300円(朝食付・消費税込)

 

2012年5月には図書館総合展 in 仙台が開催され、震災アーカイブをテーマにした話をいろいろと聞くことができました。また実際に東北の方々の話を聞いたり、自分の目で見て五感で感じることで、あらためて東日本大震災について考えるきっかけとなりました。

 

今回のテーマは、「東日本大震災と福島-震災後の情報提供」と「オンラインデータベースの活用-その課題と可能性」の2つですが、やはり「東日本大震災と福島-震災後の情報提供」はとても気になるところです。福島は原発問題があるので、他の震災地域とは違ったかたちの図書館活動や報告が基調講演やパネル討論1のなかで聞けるかと思います。

 

自分自身、時が経つにつれ、震災に対する認識が少しづつ風化してしまっているような気がしていますが、震災からの復興はまだまだ終わっていませんし、関東や東海、関西などいつ大地震が来るかわかりません。被災地の方の生の声を聞き、東日本大震災からの教訓をもとに今後に備えることも大事なことだと思います。みなさんも東日本大震災から3年を迎える節目に図書館総合展フォーラム2014 in 白河に参加して、今後のリスクマネージメントを考える契機としてみませんか?

 

開催日は月曜日なので、公共図書館の方はお休みの人も多いかもしれません。また大学図書館の場合は勤務日かと思いますが、関東や東北などでは日帰り出張などでも対応が可能かと思います。東京8:20発-白河10:04着、6,490円です十分に間に合います。設置種別問わず、公務として参加する意義のある内容だと思いますので、ぜひ出張としての取り扱いもご検討ください。ということで、私もプライベートになるか公務となるかわかりませんが、ぜひ参加したいと思います。

 

あと、チームからしれんこん、チーム伊勢うどんに続く、チームだるまさん(福島県を中心に東北在勤・出身の図書館関係者による実施協力グループ)の活躍もとても気になるところです。

 

図書館総合展Facebookページのイベント情報もありますので、ぜひこちらもご参考ください。「いいね」もぜひ!!

 

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